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チューブフライⅢ /ボトルチューブ

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チューブフライ/ボトルチューブを使って
小さ目のシステムフライを作る!

前回のシステムフライを発展させてみました。

チューブフライとは?

チューブフライを使ったり、タイイングしたことがない、
という方も多いと思います、
簡単に説明いたしますので、少し長くなります。

その名のとおりチューブにタイイングされたフライですが、
金属チューブ、プラスチックチューブとあります、
金属のものは、重さ順でいうと、銅、真鍮、アルミ、とありますが、
長さによっても重さが違いますので、
使う目的やフライのデザインに合わせて素材と長さを選ぶことになります。

下はプラスティックチューブです、
そのままですと当然軽いのですが、
短い金属チューブやコーンへッド、ダンベルアイなどと組合わせて
フライのバランスに変化をつけることもできます。

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金属チューブの中にも一回り細いプラスティックチューブが入っています、
リーダー、ナイロンラインを保護する意味もあると思います、
プラスティックチューブ両端をライターを使って、溶かして固定します。

その時、瞬間接着剤などでシッカリ固定したほうが良いです、
タイイング中にプラスティックチューブだけ止まって、
金属チューブがくるくると回りやすいのです。

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チューブフライ専用のタイイングツール、チューブフライアタッチメント、があります。
写真はアルミチューブを止めている状態です、
が、この止め方だと、スレッドを巻いている時、空転し易いのです。

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チューブのパイプ自体に力がかかって止められるこちらのタイプがおすすめ。

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さて、ここからなのですが、
この金属チューブ、LOOPから販売されているボトルチューブと言います。
知っている人は知っている?
チューブの肉厚が厚くて重い、
短くて重いチューブフライを作るのに適しているのです。

北欧ではアトランティックサーモンフィッシングに使われているのかな~・・・



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何故チューブフライ用のツールを使わないのか?
チューブの内径が細くて、そのツールに付属のニードルが通らないために使えないのです!
仕方ないのでフトン針でバイスに仮留めして巻き始めました。

このボトルチューブ、短くて先細にテーパーが付いているので、
下巻きが重要、マテリアルが滑り易いので丁寧にタイイングしないといけません。
タイイングのスペースも狭いですからマテリアルを欲張リ過ぎないように・・・



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ここではヘッド部を作ります。


まずは、ハックル部をフレアーさせるためのコブをシールスファーで作って、
ボトルネックのテーパー部がマテリアルを広げる上で有効なので、
その辺りも考慮してお好きなマテリアル、レア、マラブー、オーストリッチ、アムハースト、ラバーレッグなどを取り付けます。

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そして、ヘッドを巻き止めて、
裏側にシリコンチューブを取り付けます、
このゴムチューブの長さが、フックまでの長さとなります。
イメージにあった位置でカット。



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ボトルチューブフライはここで完成、
もともとシンプルなフライです。

このままでも使えるのですが、
ここではあくまでヘッド部です。

このヘッド部に、フックにタイイングされたテール部を数種類用意しておいて、
組み合わせを変えて使い分けるのです。


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右側の3種のヘッド部にテール部7種、
もちろん、それぞれに単独でも使用できます。

イメージによってイロイロなパターンができると思います。

以下は毎度お馴染みのパターンでの組み合わせ、バリエーションです。
慣れると楽しいタイイングです!


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以前GPをチューブにタイイングしました・・・チューブフライⅡ


GP ・General Practitioner
by B-R-Bros | 2013-02-20 20:16 | Fly Fishing
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