僕がはじめて使ったオービスのバンブーロッドは9ft#7のロングロッド、
当時バンブーロッドでのロングキャストに嵌っていて、愛用していたのがリッツのPPPシリーズ。
キャスティング性能なら、ぺゾンだろ・・・
ところがその9ftのオービスロッド、
素晴らしいポテンシャルを持っていました。
何だ、ぺゾンでなくても飛ぶじゃん・・・
火入れされたナチュラルケーン、
オービスのロッドはすべてインプレかと思っていましたが、
アルマイト製の安っぽいリールシート、シャフトに“manchester”のライティング、
ラッピングは崩れてボロボロでしたがブランク自体はしっかりしていました。
その後、手に入れたSouth Bend、Cross・Double Built、も期待を裏切らないパワーを秘めていた、
アメリカの安出来のロッド、バカにしたもんじゃありません。
それもそのはず、これらのロッドを生み出したのは、あのウェス・ジョーダン、
最盛期オービスの Mitey Mite、Flea、Seven /Threeなどの銘ロッドを手がけた、
バンブーロッド界の巨星の仕事ですから。
この7’6”はインプレのしなやかなロッド、オービスフルフレックスアクション、
DT3ラインを乗せています。
僕がこのロッドを入手した時、ガイド周りにグリースがこびりついていました、
きっとシルクラインが使われていたのでしょう、
前のオーナーもこのロッドで色鮮やかなブルックトラウトを相手にしたのではないでしょうか。
シェフさんのブログでオービス、ウェス・ジョ-ダン、について連載中です。