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ウォディントン

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そろそろロシア釣行用の大型フライを、と思っているのですがウォディントンのシャンクが不足しています。
イントルーダーやサーモンフライをトレーラータイプでタイイングするために使うのですが良く見るとワイヤーを曲げただけのものですから作れそうです。
チョット作ってみました。
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そこで、上の写真のような道具を作りました。
木片に釘を二本打ち込んで、中間に穴を開け、釘の頭をカットしたものです。
この釘の間隔がシャンクの長さになります。
下の写真のように曲がりますので微妙なところはペンチ等で調整してからカットします。
カット位置は既製品と同じ位置が良いようです。
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左が既製品でシャンクの左端がラインを結ぶアイになります、通常は右端のアイのワイヤーの隙間を開いてトリプルフックをセットして使います。
中央はピアノ線で作ったもの、右端はステンレス線で作ったものです。
ピアノ線は硬質なのできれい作れますが、ステンレス線は柔らかいため、曲線を曲げる時に直線部も曲がったりして、きれいに作りにくいようです。
ピアノ線は錆びますので塗料を塗るなどして防錆対策をしたほうが良いですね。


このシャンクにワイロンを固定して、フックの取り外し交換ができるようにします。
使うフックはショートシャンクのオクトパスフック、チヌ用のカン付フックなどですが、アイの太さとワイロンの太さを合わせないとワイロンがフックのアイに通りません。
二つ折にしたワイロンをフックのアイに通してワイロンの穴にフック全体が通る長さが必要です。
フックを交換できるようにする場合は、その長さを確保してウォディントンシャンクに固定します。
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左、オクトパスフック#2アイが立ち気味です、ワイロンは39ss。
右、チヌフック8号、ワイロン38ss。
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シャンクにスレッドで下巻きしてワイロンを巻き止めます、ワイロンの端を折り返してから再度しっかり巻きとめます。接着剤を使って固定した方がより良いと思います。
昨年の釣行で通常の大型シングルフックのベント部を切り落としてシャンクにワイロンを固定したフライを使いましたが、キングサーモンとファイト中にフックとドレッシングしたボディーがワイロンごとスッポ抜けて、シャンクだけがラインの先に残るって事態が起こりました。
友人も同じ事を経験しました。
魚の大きさやパワーにもよると思いますが、しっかりと固定して、抜けない工夫が必要だと実感しました。
by B-R-Bros | 2008-04-09 10:45
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